キシャー!

 ここ最近、曜日の間隔がひどくあいまいになっている自分に気づきました。具代的にいうと水曜日だと思ってたらいつの間にか土曜日になってた不思議っぷりです。まぁ、理由は明らかにリトバスやってたからですかっ。わふー、曜日すら曖昧にするとは、さすがのKEYマジックです〜。廃人とか言わないで、わかってる。わかってるからっ!!
 

 まぁ、それはそれとして漸くリトバスクリアしたので今日は、なにやら皆さんプレイ後の感想を書いてるみたいなので、それに肖って僕も軽く書いていきたいと思いますです。とりあえずクリアした順に書いていこうと思いますです。では早速っ!

 
 あ、長くなるので続きます〜。それとネタバレ全開なので、ご注意をばっ。



 と、その前にまずは個別ルートに入る前の共通ルートの感想をばっ。
 今回は、共通ルートが割りと長いように感じたのですが、ぶっちゃけ凄く楽しかったです。ミニゲームもさることながら、なんというかワイワイ騒いでいて楽しかったですしシナリオもクラナドにあったギャグ色を強化した感じで終始半笑いでプレイしていたキモさっぷりです。あと野球チームにどんどんキャラが参加していくところとかなんだ。その、こういう流れ僕大好きなんだ。この仄かに香る青い春っぷりが堪らない。というわけで、共通ルート──序盤としては大満足の出来でしたです。あ、後今回は初めから全員がフルボイスな訳ですが、そこも僕的には全員ぴったり過ぎるぐらいぴったりでよかったです。ところで試合でいつもボロ負けする僕は、なにが悪いんでしょうか。・゚・(ノ∀`)・゚・。


◆美魚ルート
 読書大好きっ娘。いい意味で微妙に空気が読めない真面目天然娘。そして腐女子っ娘。まぁ、ぶっちゃけ美魚を最初にクリアしたのは、共通ルートでやられたからです。ええ、美魚たんハァハァです。もう大好きです。最終的にはエイリアンの声真似の「キシャー」でさえ萌えた僕は色々と危ないと思った。とりあえずギャグ方面で美魚は割りと優遇されてるような気がしましたです。バトルランキングの科学部とか人形劇のエイリアンとかジョーとかww
 まぁ、キャラの魅力を書き出したら原稿用紙50枚ぐらいなら簡単に書けそうな気がするのでシナリオの感想のほうに移りますが……正直に言いますと割とがっかり感が強かったです。途中までは……というか、起承転結の転の前までは凄いwktkしていました。仇名のカゲナシそのままにホントに影がないとか、美鳥というキャラだとか、実は前情報で今回個別ルートは微妙と聞いていたのですが「なんだ。そんなことないじゃん」と思っていたのですが……クリアした後、言いようのないわだかまりが付いて周りました。

 なんというかラスト付近で行き成り駆け足になったように感じて、肝心の盛り上がるところで置いてけぼりを食らった気がしてしまったんですよね〜。なので理樹が海に飛び込むところから美魚と美鳥の会話までのところが、凄くチープに感じてしまえて、にんともでした。
 なので感想としては「うん……まぁ、面白いよ」という歯切れの悪い感想になってしまうのですよね〜。むぅ、途中まではホント期待大だったんだけどなぁ。ところであの美魚が理樹と話している途中で消えた意味が、ちょっとわからなかったのですが……そこはリトバスルートクリアした後でやったらわかるのかなぁ。
 ところでこのルートの孤独の定義を見て、頭の中でBUMPの真っ赤な空を見ただろうか。がリピートされて仕方ない。


◆小毬ルート
 ホントはこの前に鈴ルートにいったのですが、BADENDだったので途中で終わってしまっているので割愛してコマリマックスさんについて感想をばっ。とりあえず僕の中でコマリマックスさんの魅力の7割はあの声です(ぇ
 ま、まぁ、それは半分冗談ですが……だって仕方ないじゃない。だって……だって声がてのひらを、たいようにの夏ノ森永久なんだものぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ。そりゃ萌えざる得ませんよ。常識的に考えてっ! シナリオのほうはKEYのお家芸といえるぐらい今回一番、KEYっぽかったお話でした。絵本を絡めた話で全体的に淡い感じがしてよかったです。いや、まぁ、中盤の小毬の壊れぷりは微妙に怖かったですがww
 話の纏まり具合で言えば、個別ルートの中で一番纏まってたんじゃないでしょうか。ただそこがこのシナリオで少し不満に繋がってる部分にもなっている気がします。なんというか纏まり過ぎて、こじんまりとなってる感があったかなっと。ぶっちゃけ言うとKEYの前作達に比べて、あまり心を揺さぶられなかったんですよね。ただリトバスルートをやった後だと、さすがパッケージに鈴と一緒に乗ってるだけあって、この話での小毬の成長が直接的に関わっていて、総じて見たとき、これでよかったのかもなぁっと思えてきました。心を揺さぶられはしないけど心に広がるものはたしかにあって、それをリトバスルートのあの場面でその波紋を響かせるというか。まぁ、ぐだぐだ言ってますが、普通によかったですw



クドリャフカルート
 わん娘。発売される前から同人誌があるなど前評判が高かったクドですが、予想通り反則的な可愛さでした。というか犬耳は反則です。わふーの口癖も反則です。ただ中盤以降から突然主人公を「リキ」と呼称した時には、途中までなんか馴染めなくて困った。
 シナリオについては、なんか各所で見るとかなり評判悪いみたいですが僕は…………うん、やっぱり評価をよくできませんOTL
 とは言ってもラスト以外は、割と僕はよかったと思います。ただラストのあのご都合展開はさすがにどうかと。なんか風呂敷を広げたはいいけど容量が足りなくて、無理やりファンタジーで締めた感じがして、首を傾げてしまいました。んむー、容量制限でもあったのかなぁ。あ、それと理樹に電話をかけて来ての「助けて助けて助けて」は悲壮感が凄まじかった。あそこは声があるからこそ出せる味だなぁっと。うん、正直軽くトラウマになりかけましたが。


◆葉留佳ルート
 暴走特急娘。と思わせて割りと悲惨なキャラ。とりあえず「〜ですヨ」の言い方がとても好きでした。ぶっちゃけ個別ルートでは一番心揺さぶられたシナリオかもしれません。多重婚のとんでも設定は、一瞬頭上にハテナが飛び交いましたが、アホの子の僕は「まぁ、漫画とかで偽造パスポートという存在もあるし、戸籍もなんとかなんじゃね」と思い、次の瞬間には納得しました。
 シナリオは、観衆を体裁を気にする家計に巻き込まれた不器用な姉妹の物語でしょうか。葉留佳が何故、突飛な行動をとるのか。そこら辺の真相の現し方は痛さが伝わってきてよかったです。妹は誰かを憎まなければ、平静が保てず姉は、恐怖に怯えながらも妹を気遣うが、辛辣に当ることでしか守る術がない。その二人の不器用さ。なんというか話の盛り上げ方が凄く上手かったように思えます。ただ不満を言うと、こんなに長くなくてもよかったんじゃないかなぁっと。なんか中盤ぐらいから葉留佳が割と駄々っ子に見えてきたというか。後、あのビラをバラまいたのとか誰なんでしょうね? まぁ、メインは葉留佳が憎しみ……悪意ではなく誰も悪くなんかないっと気づき、居場所を見つけることなのでいらないっちゃいらないのかもしれませんが、それに悪意はないも何も明らかに悪いのは親戚一同だと思うのですが……むー、でもそこら辺はSSで書くと面白くなりそうだなぁ。



◆来ヶ谷ルート
 クーデレゆいちゃん。姉御。照れた顔が可愛くて、あれを見た瞬間に魅力が倍に膨れ上がりました。
 シナリオのほうは……うむぅ、どうなんでしょう。若干意味不明なような気がします。推測としては、元々が閉じた世界で理樹といたいために更に、その中の一日を切り取ったてところなのかなぁ。でも、それだと来ヶ谷さんも忘れようとしているのの説明がつかないし……うーん、やっぱり感想としては意味不明で終わりそう。お話的には、そんなに嫌いじゃないんですけどね。というか割と好きな部類ですし。ただ理由付けが割りと弱いかなっと。
 ああ、そういえば来ヶ谷さんがたびたび言ってた「大丈夫。君は死なないよ」って伏線だったんですね〜。あれはそういう意味だったのかと、リトバスルートクリアして驚きました。



◆鈴+リトルバスターズルート
 にゃん娘。理樹と付き合い出してからの鈴の可愛らしさは異常。なので鈴ENDを最初見たとき、あまりのBADENDっぷりに泣きそうになった。途中までは、なんで併設校から逃げただけで、あそこまで大事になるのかわかりませんでしたが、リフレインでその理由も明らかになりました。要は恭介が強攻策に出たからなんですね〜。とりあえず恭介については後で書くので、まずは愛すべき馬鹿一号、真人シナリオから。
 立ち位置的にはクラナドの春原っぽいのですが、その天然さ、馬鹿さにはちゃんと理由があって、それが熱すぎて良すぎる。しかし真人の立場からしたら、見える人全員が自分って怖すぎる。んで、お次は愛すべき馬鹿2号謙吾。こいつ最初プレイした時、野球チームに入ってこなかった&入ったら入ったで、ぶっ壊れキャラなので印象としては薄かったのですが、リフレインの謙吾はやばかった。自分を律しすぎて、一番したことを自由に出来ないことを忘れてしまったからこそのリフレインでの理樹への過保護っぷりと拒否っぷり。謙吾が、ぶっ壊れキャラになったのは、きっと楽しかったからなんでしょうね。閉じられた世界と知っていながら、皆と過ごす日々がホントに楽しくて、だからこそ終わらせたくなくて、もっと遊んでいたかった。あの「もう少しだけ、泣かせてくれ」は今思い出してもうるっとくる。
 で、最後に愛すべき馬鹿3号恭介。恭介の取った行動は正直、ベストでもベターでもなかったんだと思います。解散させるためにリトルバスターズを再結成し、そして鈴を強引に併設校へと送る。結局それで鈴はトラウマを刺激され弱くなってしまいますし。恭介はただ焦っていたんでしょうね。閉じた世界はいつまで持つかわからないわけですし、だからこそ二人に早く強くなってほしかった。自分達の不在にくじけないように。それほど二人が大切で大好きだった。それは最後の野球のシーンで恭介自身から語られますし……というか、あの場面を今思い出しただけで涙が流れたんですが。キモいとか言うな。だってあそこはヤバイじゃないですか。真人でうるっと来て、謙吾で視界がボヤけてきて最後の恭介の泣き顔は、こっちも涙腺決壊ですよ、そりゃ! ぶっちゃけラストで皆を救うENDがなかったら鬱状態で一週間は立ち直れなかった自信があります(えへんっ
 まぁ、あの野球シーンが終わってから今まで影の薄かった鈴の活躍が始まるわけですが、小毬の一言は卑怯だと思うんだ。というか涙が乾く暇もない今回の物量作戦は凄かった。エピローグの皆が助かったところは、もうホントに大団円って感じでしたし。今までのKEY作品の感動の部類って心にズンっとくる感じだったのですが、今作はなんというか心にじわりと温かいものが広がっている感じがしました。
 
 総括としましては、正直個別ルートでは、ちょこちょこと不満はあるもののリトバスルートは熱くて青臭い感じがして、これからの10人を思い浮かべるだけで楽しい気持ちになれるような作品で大満足でした。ただこれを人に勧める時があるとして、大絶賛できるかと言われれば出来ないかなっと。なんというかクラナドを例に出すと個別ルートもきっちり楽しめて、最後には得も言われぬ感動が待っているわけですがリトバスは、人によっては個別ルートでストレスを感じてしまうかもしれないと思うので。ただ、それでも僕の中ではこの作品は傑作でした。ぶっちゃけ今までのKEY作品より、このリトルバスターズという作品は、僕の表現したいものに近いからです。まぁ、そんなことは抜きにしても、これほど熱くて青臭い友情に満ち溢れた作品は大好きなのですっ!!!!


 というわけで、リトルバスターズの感想。これにて終了です。なんか途中から眠くて何書いてるかわかんなくなった部分もあるのですが、そういう時のほうが心の中にある素直な感想が出るものなんだっという意味不明なことを言って締める僕は、一度猫の大群にやられるべきだと思いますOTL