妄想ところによりハレ

 そして、また久しぶりの日記更新なわけですがwww
 というか、本気で「久しぶり」って挨拶が普通になってきた僕、アルエム。い、いや、まぁ一応、理由としては風邪引いたり、停電になってネットに繋がらなくなったり……ニコニコで狂ったように妄想代理人とジャングルはハレのちグゥを見てたからだったり。あ、ちなみにハレグゥのほうは無印に始まり、デラックス、ファイナルと全て制覇しました。……うん、何やってるんだろうね。でも、リタが可愛いからいいやっ!(マテ
 うん、またなんか多方面からカタカナ2文字で現せる単語を言われそうだけど、なんかこの頃どうでもよくなってきたっ!!

 まぁ、それは言いとして、とりあえずこの頃パプリカと妄想代理人、そして妄想代理人小説verとか見て、僕の中で今敏フィーヴァーが起きてるので、その二つの作品を軽くレヴュって見ようかと思いますです。
 ちなみにネタバレ満載かもなので、そゆのダメな人は見ないほうがいいやもです。



 では妄想代理人のほうは前々から見てて、また見返した訳ですが、面白いなぁっと。なんか割合評価は高くないみたいですが、僕の中では割と高め。まぁ、平たく言えば作品の根底は、嘘が事実になり、現実が妄想に侵食されるという、それなんて固有結界? なわけですが上手くまとめてるんじゃないかなっと。要は妄想と戦う上手くいかずままならない現実の上に立った人たちなわけで、冒頭は妄想の中の産物である少年バットが、心が限界を迎えた(心配ごとや悩みで)人たちを襲うことで救済をするわけですが、要はそれって逃げなんですよね。少年バットに襲われ、それの被害者となることで元からある悩みを覆い隠し見えないようにするっていう逃げ。まぁ、それも救済っちゃ救済ですしね。僕なんかも、なんていうか悩みや逃げ出したいことがあると「ああ、今大怪我をしたら悩みも関係なくなるかもしれない」って思うこと少なからずありますし、その皆の妄想が具現化して出来たのが少年バット。終盤ではその少年バット(妄想)が噂で一人歩きをして現実を侵食するわけですが、その時に猪狩というキャラがいった一言「職も失って女房も失くした。もうあっちに俺の居場所なんてねぇよ。でもな、その居場所ない場所ってのが俺の居場所なんだよ」っていうのが、この作品に込められたテーマだと僕は思って、なんか衝撃を受けました。要は、いくら居場所がなくなっても、嫌なことがあっても、逃げ出したくなっても、それらひっくるめてある、そここそが自分の居場所だと。そうだよなぁっと。まぁ、僕も妄想はよくするほうで……というか、創作の根底って妄想が少なからず関わってくるのでそうなのですけど、妄想の中に逃げ込んでばかりじゃいけない。現実と対面してこそ、現実があるからこその妄想なんだよなって思いました。
 でも小説版のほうは体裁がホラーとしているためか、少年バットとかそこら辺のテーマにはあまり触れてませんでしたけど、でもあれはあれで面白かったかと。
 というわけで、中々面白いと思うのでお暇な方は見てみるのもいいかもしれませんです。各話にパロディ色の強い話もあるので、楽しんで見れると思いますし。



 で次はパプリカ。こちらも、まぁ言ってしまえば妄想代理人と若干テーマは近いと思うんですけどねw
 要は妄想が夢に変わっただけで、でも結構こちらも面白かったかなっと。というかレヴューしようとしたら、言いたいこともう妄想代理人のほうで言うことがないwwww


 ま、まぁ、とりあえずどっちも結構面白かったかなっと思いますです〜。興味がおありの人は見てみても損はしないかなっと。