感想、回答、先延ばし。セイッ(マテ

 僕僕先生。高知では、どこを探してもありませんでした。
 さすがの高知クオリティ。・゚・(ノ∀`)・゚・。
 
 そんな感じの高知に軽く絶望をしながら、でも読みたい想いを抑えられなかったのでアマゾンで注文しましたです。うふふ、到着するのが楽しみ〜。
 んで、今日は、この頃読んだ作品の感想でも書いて行こうかと〜。というわけで、長くなると思うので続きます〜。




チルドレン

チルドレン

 初っ端は伊坂幸太郎作、チルドレンです。
 まず、僕これ数多ある伊坂さんの中で一番好きかも。帯に書かれている「こういう奇跡もあるんじゃないか?」というのを見て、どんな内容なのかと思ってみてみたわけですが……一日で全部読みきっちゃいました。
 今回も伊坂さん独特のユニークな文体は健在。今回は、それに話毎にトリックがあって、それがまた見事で面白い。一応、しょっぱいミステリー風の物を、バトこんで書いた身としては、その整合性、論理性、またキャラ造詣とかは感嘆の吐息を出しながら読んでました。後、伊坂さんのミステリってなんか──ほのぼのとしているんですよね。こういうと少々御幣が出るのですが、なんていうかミステリといえば殺人事件とかがおきて、割と重い人間模様が繰り出されるのが多いのですが、伊坂さんのそうじゃなくてなんかワクワクしてくる感じを僕は受けました。それは、伊坂さんのユーモアさとかも関係あるのでしょうが、うん、僕も今度ミステリっぽいもの書くなら、こういうの書きたいなぁ。書ける気しないけどOTL






砂漠

砂漠

 で、また次も伊坂さんの作品な訳ですwwww
 この砂漠は、もうなんていうキャラが凄い魅力的でした。皆生き生きとしていて、面白い。後、南ってキャラが異常に可愛い。特にこの砂漠に登場してくる西嶋というキャラ。これはなんか訳のわからない論議を繰り出すキャラなわけですが、普通こういうキャラ書くと少しぐらいはウザく感じる部分が出てくるところもあると思うのですよね。でも、まったくそれがない。後、南ってキャラが異常に可愛い。
 伊坂さんの作品って、なんか他作品のキャラが出てくることがあるのですが、砂漠でも登場したわけではないけど話に出てきました。ええ、先に紹介したチルドレンのキャラが。そういうのも他の作品を読んでいる人は、ニヤリとできるネタで心憎いなぁっと。後、南ってキャラが異常に可愛い。
 それで、この砂漠って作品は、青春作品なわけで、バカバカしくて一途で楽しい。そういう雰囲気が出ていて、よかったなぁっと。もう、ね。砂漠に雪を降らせるんですよ。とか素敵過ぎるんですよ。後、南ってキャラが異常に可愛い。
 で、まぁ、総論としては、南が異常に可愛いってことです。
 なんてことは────まるで……あるっ!
 ごめんなさい。嘘ですOTL







GOTH―リストカット事件

GOTH―リストカット事件

 それで、次は僕が伊坂さんと同じぐらい好きな作家。乙一のGOTHです。
 これは、かなり危ない性格の主人公と、異常犯罪が好きな女性、森野夜。この二人が軸な話なわけですが、文句なしに面白い。基本的に、やっていることは大体、主人公が、なんか色々あって犯罪者に捕まった森野夜を助け出す。言ってしまえば、基本設計はそんな感じなわけですが、そこに異常犯罪。トリック。ミスリード。それらをこれほど見事なバランスで作られるとぐぅの音も出ません。後、キャラも非常に個性的であり魅力的です。数々の異常犯罪者の心理が、キャラの魅力で納得できる要因になっている所なんて、もうね。なんか凄すぎてね。まぁ、ぶっちゃけバトこんで書いた僕の作品は、これにかなりリスペクトされてたりします。なので、バトこんの作品を書いていて思ったのは、GOTHの構成の凄さでした。特に何が凄いって、ラストの話「声」だと僕は思います。あそこでああいう風にミスリードするの!? ってもう感嘆しまくりでした。








削除ボーイズ0326

削除ボーイズ0326

 んで次は、新人作家、方波見大志さんという方の作品です。ぶっちゃけこれを買った理由は、本屋に平積みされていたからなのと、帯に書いてある「時間ものにまだこんな凄い奥の手があったなんて……」というフレーズを見たからでした。はい、もう結論から言います。別に僕は、これ時間ものの奥の手だとは思いませんでした。だってこの作品、時間のトリックものじゃないですし。明らかにキャラの群像物語ですしね。まぁ、なんで読み始めた時は、かなり肩透かし食らった感はあったものの、うん、でもこの作品の肝である「削除装置」を取り巻く小学生の主人公達の幼い故の感情とか凄く上手く現せていたと思います。話的にも、前半はちょっとつっかえつっかえした所もあるのですが、中盤辺りからは完全に作品の面白さにのめり込まれたしまいましたし。でも、ラスト付近は、不満が残ります。というのも力尽きた感がありありと見えて、もっとなんとかなっただろうと思わずには要られなかったからです。なんか盛り上がって、盛り上がって、さぁ見せ場だっと思ったら、急にラストだった。
 正直なところ、僕落丁じゃないかと本気で疑いましたしね。なので、総論すると惜しい作品だったなぁっと。キャラも魅力的だったし、時間もののトリックではなかったけど時間という概念を使った本筋も、上手く纏められそうな所もあったので残念でした。ですが、新人作家ということもありますし、きっちりと大化けする可能性を明示してくれたので、次の作品には期待大です。




 というわけで、今日はこれぐらいでとりあえず終わりです〜。
 また書くネタがなくなったら、新たに読了したのを書いて行こうと思いますです。