読了感想
皆様、おはこんばんちわ。いやぁ、こんな僕の面白くもないグダグダ雑記を見てくださりありがたいことですね〜。…………もっと有意義なことは他にあるよ(マテ
嘘です。ごめんなさい。見捨てないで下さい。僕は淋しくなると死んじゃうの。・゚・(ノ∀`)・゚・。
うん、キモイ!! よし掴みはこれで大丈夫だ!!(ぇ
それはそれとして、伊坂幸太郎の重力ピエロを読了しましたので、ちょっと感想でも軽く行ってみようと思います。では!
まず在り来たりな言葉ですが、やっぱり言っておかないと。うん、凄く面白かったです。伊坂さん独特の洒落た文。どこか憎めなく、どこかかっこいいキャラ達。帯に伊坂幸太郎の記念碑的作品と書かれていましたが、なるほど。それも頷けます。
また伊坂さんって割りと、ほとんどの作品に音楽或いは絵などの芸術作品に対する想いを、物語のエッセンスとして入れていると思うですが、この重力ピエロでもそれは健在。私的に、今回はその色が強かったんじゃないかなって思います。根源は伊坂さんの芸術作品に対する愛を書いてるのでしょうが、それを物語でエッセンス───アクセントとして溶け込ませていて違和感がなく、感銘を受けるばかりです。そこを読んでるだけでも楽しめる感じもしますし。
これでも僕も、物書きの端くれなので、そこはホント凄いなぁっと思います。創作ってやっぱり何か自分の中に伝えたいものがあってやるのだと思いますが、ただ、それをそのまま書き綴ったとしても面白いかと問われると首を捻る場合も多いと思います。いえ、もちろん、そのまま思いを書き綴っても面白い作品はあります。ただやはり、そこに物語性を加えることにより、元から面白かった物が、もっと面白くなると思うのですよね。
魅せ方を工夫してみたり、伏線を張ったりという風に、すれば。そこら辺が伊坂さんって巧い気がするのですよね。思いと物語を丁度いい配分で調整している。そんな感じがします。で、それは僕の今後の課題となっている所でもありますので、余計に感服しました。
後、ちょろっと触れましたが今回も、キャラが凄く魅力的でした。その中の春ってキャラ。このキャラほ基本的にモテモテキャラというか、エロゲ的キャラというか。要は、こう顔をみただけで女性は見惚れるとか。一目惚れしてしまうってキャラなのですが、僕ぶっちゃけたところで、そういうキャラあんまり好きじゃないんですよね。顔見ただけで、恋に落ちるとか、そんなのはありえないというか……なんだろう。こう主人公だから、モテモテなんだぜ、へへんって言うのが透けて見える感じかな。なんか嫌に浮世離れしている印象が馴染めないのですよね。
まぁ、春は主人公ではないのですが。で、長々と書きましたが、この春。モテモテなのにそれがまるで鼻につかない。それは何でかって考えると、お兄ちゃん子だったり、験を担ぎたがったり、そういう風になんか可愛げがあって、親近感というか愛着が凄く湧くんですよね。これはやっぱり伊坂さんのキャラの造詣が凄く巧いから、そう感じるんだろうなぁっと。
とまぁ、長々と書きましたが要するに凄く面白かったってことです。なんかベタ褒めしまくりな気がしますが、ぶっちゃけ僕は伊坂ファンなので!!
では、最後に一言!!
黒澤、超かっこいい。